【CONTENTS】
◆第一章 エアラインパイロットになろう
あこがれたなら、挑戦してみよう
普通の人でいいが、訓練は厳しい
協調性、責任感、そして自己管理能力と強い意思
時代とともに変わるパイロット養成
現在のエアラインパイロットの道は大きく四つ
官民がパイロット不足に対する危機感を共有
2017年には大学操縦コースが最大ソースに
◆第二章 エアラインパイロットの仕事場
乗務の1時間あまり前に出勤して飛行計画を検討
コクピットと外部を分担して出発前準備を実施
管制官の許可に従って地上滑走。滑走路に向かう
Vアールでコントロールホイールを引いて離陸
つかの間の水平飛行。そして着陸に向けて降下開始
接地と同時に3つのブレーキを作動して減速
◆第三章 エアラインパイロットになるには
エアラインパイロットは定期便を運航するパイロット
航空機の免許は操縦士技能証明と航空身体検査証明
旅客機を飛ばすために必要な技能証明の種類
旅客機では機種ごとに資格が必要になる
まだまだ続く、旅客機を飛ばすための資格の数々
英語の能力も資格として求められる
費用負担が小さいのは自社養成と航空大学校
自費で資格を取るのには大きなリスクを覚悟しよう
大学で免許を取得するという新しい試みがスタートした
エアラインパイロットを目指す具体的な道
◆第四章 日本のエアライン
日本の定期航空会社の概要
◆第五章 航空大学校
エアラインパイロット養成を目的とした航空大学校
航空大学校受験のチャンスは、大学2年進級の年からスタート
航大ホームページから必要書類をダウンロード
学力試験は合格点が高くても足切り点以下の課目があれば不合格
将来にわたって乗務するために厳しい身体検査が実施される
第2次試験は競争ではなく、各自の健康状態のみが重要となる
パイロットはチームワークだから協調性などが問われる
失敗したならば悩むべし。そして次に備えて考えるべし
最終的な合否は学科試験と操縦適性検査の総合点で決まる
航空大学校では3つのキャンパスを移動しながら訓練を受ける
同じ目標を持つ仲間同士がチームワークを育む全寮制生活
努力しなければ乗り切れない。だけど余裕がなさすぎるのもいけない
はじめて飛行訓練を受けるのは帯広の空
空を飛ぶ本当の楽しさが実感されてくる宮崎フライト課程
仙台では双発エンジン機、そして計器飛行に挑戦
◆第六章 自社養成パイロット
景気の影響を大きく受けてきた自社養成パイロット制度
航空会社によって異なる学歴などの要件
各社が力を入れるのは面接による人物評価
自社養成パイロットの採用試験の内容
旅客機に乗務することを主眼とするMPL
ANAの自社養成訓練は日本と海外で行われる
JALの自社養成訓練は日米で実施
ピーチ・アビエーションの新しいチャレンジ
自社養成パイロットの採用試験の流れ
◆第七章 私立大学操縦コース
大学で操縦を学ぶという選択
最大のネックは高い学費と訓練費
入試難易度よりも卒業難易度が高い
大学ごとに個性がある訓練
◆第八章 民間飛行学校
パイロットへの道を大きく開いた有資格者募集制度
どうすれば資格を取得できるのか
飛行学校選びは慎重にしよう
日米一貫+マルチクルー訓練
国内一貫教育コースの訓練
個々の事情に合わせた訓練を実施
海外の大学への航空留学という選択もある
飛行学校がよくても自分が努力しなければダメだ
◆第九章 航空会社での訓練
航空会社に就職してからも訓練は続く
フライトシミュレーターを使った訓練
さまざまな経歴の訓練生が同じ訓練を受ける
型式限定を取ったあとは定期便での実地訓練
パイロットの訓練と審査は退役するまで続く
◆第十章 航空身体検査
身体検査の中には努力次第でなんとかなる検査項目もある
第一種航空身体検査項目
◆あとがき