本書では、ハーラウ・オ・ケクヒと公私ともに親交の深い吉田玲子らが翻訳を担当し、著者プアラニ自身も日本語版のために新たな解説を書き下しました。さらにプアラニの娘でありクムフラでもあるケクヒ・ケアリッイオハイリラニが舞台『ホロ・マイ・ペレ』がいかにして生まれ、日本語版出版に至るまでの経緯を明らかにしています。チャントに添えられた写真も、2001年版から完全に一新。火山写真家として有名なTom KualiiとBruce Omoriの作品なども加わり、日本人が見たことがないペレによる超自然世界がページの隅々まで繰り広げられています。
本書にはフラが初めて記録されたチャントも収録されています。フラを学ぶ者にとって貴重な写真集であることは間違いありません。
著者について
プアラニ・カナカッオレ・カナヘレ
Pualani Kanaka'ole Kanahele
純ハワイアンの血を引き、祖先系統継承の責任者でもある。
数世代に渡りフラ伝統芸能を引き継ぐ一家に生まれ育つ。
西洋教育機関で学び、芸術分野で学士号を取得。
2006 年冬、69歳でハヴァイッイ大学マーノア校より哲学博士号を取得。
ハワイ大学システムで準教授として勤務した後退職。
ハワイ大学ヒロ校、マウイ短期大学、ハヴァイッイ短期大学にて教鞭を執る。
ハーラウ・オ・ケクヒのクム・フラを退き、現在はイーディス・カナカッオレ財団の会長として活動を行う。
2011年3月、カメハメハ・スクールの出版部門より『カ・ホヌア・オラ』刊行。
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