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和牛繁殖経営の教科書ー成長するための経営力と技術力
    
和牛繁殖経営の教科書ー成長するための経営力と技術力
ISBNコード:978-4-8022-1107-9
刊行種別:書籍
発売日:2021年12月03日
サイズ:四六判
ページ数:266
定価:4600円(税込)
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これまであまり語られることのなかった肉牛経営について、和牛繁殖の二代目社長が書いた、日本で初めてのビジネス書です。
米や魚の消費が落ち込む中、牛肉の消費は伸び続けています。高級な和牛は高いブランド力を確立し、マーケットの裾野は広がり続け、輸出量は過去最高を更新しつづけています。じっくり腰をすえて取り組めば、肉牛経営は優れた農業ビジネスで、和牛には大きな可能性があります。
本書はこれからの和牛繁殖を担う後継者や、新規に参入する人たちの大きな力となるでしょう。 

   
     

 

これまであまり語られることのなかった肉牛経営について、
和牛繁殖の二代目社長が書いた、日本で初めてのビジネス書です。

 

米や魚の消費が落ち込む中、牛肉の消費は伸び続けています。
高級な和牛は高いブランド力を確立し、マーケットの裾野は広がり続け、輸出量は過去最高を更新しつづけています。
じっくり腰をすえて取り組めば、肉牛経営は優れた農業ビジネスで、和牛には大きな可能性があります。

 

著者はUターンして親元就農し、数千万の負債があった牧場を26歳で継承。
生き残りをかけて経営力・技術力を身につけ、年商2億円の企業に再建しました。
本書はその経験から学んだ成長経営のしくみづくりのノウハウを、自分と同じ和牛繁殖経営の後継者に届けたいと、設備投資、経営者の姿勢、経営手法、飼育の技術など、さまざまな角度から具体的・実践的にアドバイスします。

 

日本農業は高齢化・後継者不足の中、変革を迫られています。
肉牛経営も他の農業同様に離農が相次いでいますが、これはまさに「ピンチはチャンス」。新規参入者にとっても絶好の機会です。

 

本書はこれからの和牛繁殖を担う後継者や、新規に参入する人たちの大きな力となるでしょう。
そして、彼らととともに、和牛繁殖経営の新時代を切り拓いていくことが、著者の願いです。


●出版社からのコメント
肉牛の生産は、母牛を妊娠させ、子牛を生後10ヵ月まで育てる「繁殖経営」と、子牛市場で子牛を購入し、約20ヵ月間肥育して食肉として出荷する「肥育経営」で分業するのが主流です。

 

著者は繁殖経営を行う生産者で、ブランド和牛として十分なポテンシャルを持った子牛を生産するのが目標です。

 

「幸せに育った和牛はおいしい」と著者は言います。
そのためには、牛が幸せになる環境をつくり、幸せを感じるように飼育します。
おいしい和牛は消費者を喜ばせることができ、それができれば牧場は豊かになり、経営者もその従業員も幸せになれる。
そんな牧場経営をするためのノウハウがぎっしり詰まっている本です。


【CONTENTS】

第1章 肉牛経営は成長する農業ビジネスか?
和牛にはブランド力があり、消費も輸出も伸びている。肉牛経営はどのくらい儲かるものか? 販売力、競争力を高め、収益を拡大するポイントは?

 

第2章 和牛繁殖経営が直面する現場
和牛繁殖経営の特徴や課題、流通のしくみや現状。和牛肥育と比較しながらわかりやすく解説する。

 

第3章 成長するために私が学んできたこと
Uターンして親元就農。数千万の負債がある牧場を継ぎ、年商2億円の規模に再生した体験を通して著者が学んだ、業績アップのポイント。

 

第4章 和牛繁殖経営を始めるための設備投資
牧草地の選び方、牛舎の作り方、基本の設備、作業を効率化するDXツール、補助金の利用法。そして母牛には最大の投資を!

 

第5章 繁殖の具体的タスク
繁殖農家の1年の流れを紹介しながら、牛の何をチェックすべきか、何をどう与えるか、日々何を検証すべきか等、それぞれの作業と目的を解説。

 

第6章 和牛繁殖の技術力アップ講座
母牛を早く妊娠させる。大きな子牛を産ませる。安全に分娩させる。生まれてきた子牛の病気や事故を防ぐ。そのために何かをすべきか? 何に気を配るべきか?

 

第7章 肉牛ビジネスの今後の戦略
生産者が豊かになることとは、継続的に収入を得る仕組みを持つこと。適切な投資を行い、資金的に余裕を持ってビジネスを回す。その利益をさらに次の投資へとつなげていく循環が大事。

 

〈巻末資料〉肉牛経営の基礎知識