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地政学でわかる! 日本の城
 新刊 
地政学でわかる! 日本の城
ISBNコード:978-4-8022-1354-7
刊行種別:ムック
発売日:2023年11月09日
サイズ:A4
ページ数:112
定価:1980円(税込)
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城は基本的に地形を重視して建てられるが、それだけではなく、領域を支配する武将とその隣接する勢力との関係によって建てられる場所が決まる。本書は城の立地を地政学的なアプローチで考察。なぜそこに城があるのか、戦時の境界を扼す要として機能した山城、領域支配の中心となった城など、それぞれの役割を地理的条件とともに、縄張りから考察する一冊だ。 

   
     
 
     
 
     
 
     

CONTENTS


戦国の城を知る

 

第1章
鉄壁を誇る台地突端の城

 

秀吉が天下の政庁を築いた理由とは?
大坂城(大阪府)
百万都市建設の秘密は埋め立て地にあり!?
江戸城(東京都)
なぜ近世城郭が近代戦に勝利できたのか?
熊本城(熊本県)
台地突端を利用した城6選

 

第2章
街道と城の切っても切れない関係
圧倒的兵力の前に破れた北条軍の戦術と戦略
山中城(静岡県)
浅井三代の居城が山上に築かれた理由とは?
小谷城(滋賀県)
戦乱の世の掉尾を飾る「西国防衛の堅城」
福山城(広島県)
街道との関係が深い城6選

 

第3章
大名が山上の城に住んだ理由

 

上杉謙信も北条も欲した北関東の戦略的急所
唐沢山城(栃木県)
「天下人」三好長慶はなぜ飯盛を本拠にしたのか?
飯盛城(大阪府)
秀吉はなぜ兵糧攻めを選んだのか?
鳥取城&太閤ヶ平(鳥取県)
大名・領主の居城となった山城6選

 

第4章
水上交通を利用した領国統治

 

信長が重視した琵琶湖の湖上交通網とは?
安土城(滋賀県)
関東の海を押さえる北条氏の水軍基地
三崎城(神奈川県)
瀬戸内海交通を押さえる四国の玄関口
高松城(香川県)
海運・水運を利用した城6選

 

第5章
河岸段丘の城は難攻不落なのか

 

武田勝頼が長篠奪還にこだわった理由とは?
長篠城(愛知県)
難攻不落は地形ゆえか、智将の用兵の賜物か?
上田城(長野県)
幾度も改修された西国防衛の要
岡山城(岡山県)
河岸段丘に築かれた堅城6選

 

第6章
大名が居城を移転する理由

 

時代とともに移り変わる居城の要件

 

躑躅ヶ崎館→新府城(山梨県)
琵琶湖水運を押さえる要衝が移転した理由とは?
佐和山城→彦根城(滋賀県)
現代に繋がる一大商業都市への移転
名島城→福山城(福岡県)