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New鉄道にまつわる怪異譚
 新刊 
鉄道にまつわる怪異譚
ISBNコード:978-4-8022-1149-9
刊行種別:書籍
発売日:2022年04月26日
サイズ:四六判
ページ数:192
定価:1760円(税込)
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もっとも人が死ぬ様子を見ることが多い職業は医師か列車の運転士かもしれない……現場の職員がそう語るほど、鉄道では多くの人が亡くなっている。実際、鉄道にまつわる怪談話を誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。鉄道の駅やそこを発着する列車は連日、数多くの人間が利用している。その分、人間が持つ情念や恨みといった感情が蓄積しやすく、様々な怪異が誕生する要因になっているのかもしれない。本書は怪談収集家である寺井広樹氏が、鉄道会社関係者や列車内、駅で恐怖を体験した方々から聴き取った、耳を疑うような三十三の怖い話を収録している。死者の強い怨念が理由となっていると思わしきものや、我々の常識では計り知れない理不尽なもの、そして恐怖よりも悲しさを強く感じさせるエピソードもある。それらが現実に起きた出来事か語り部の見た幻覚かは定かではないが、実際に体験した方が存在するのは紛れもない事実である。 

   

CONTENTS


霊界の人柱
車両の上から聞こえる足音
行商人の老婆
トンネルの集会
階段の先にある異世界
ポケットから滑り落ちた紙
悪夢の後におとずれる幸運
三河島事故にまつわる私的考察
トイレからはみ出るアレは?
廃線跡で見たなにか
トンネル建設が中止になった真の理由
深夜の野沢踏切
鉄道マンが語る本当の話
火にまつわる戦後の奇譚
消えゆく関ヶ原の霊たち
笹子トンネルに出るオバケ
神木の災い
電車の網棚に乗る男の子
踏切の背後から聞こえる音は?
浮く
先客
いつも見る顔
検証・新小岩駅
トイレから聞こえる鳴き声は
八王子に現れる悲しき怨霊
ぬらひ……、駅
右腕が見つからない……
どこに行っても奴がいる
真夜中のかごめかごめ
憧れの夜行急行に乗車したら
山の中の桃源郷
口裂け女が棲む列車
ホチキス・サイコ